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最も求められる福祉事業所に 利用者の飛躍を全力サポート

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会社概要

モットーは、利用者さんが羽ばたくお手伝いをすること

Q:初めに、事業概要について教えてください。

当社は2021年に障害福祉サービス事業所を開所し、就労継続支援A型サービスを提供しています。サービスメニューの一つが、お弁当の製造と販売業務をメインとする事業。「しあわせのお弁当 まこ屋」を運営しています。就労継続支援A型サービスの利用対象者は、一般就労は難しいものの、ある程度の支援があれば雇用契約のもと就労が可能な人材。事業所名の「flap」には、飛行機の尾翼、羽ばたくという意味があります。当所とのご縁がきっかけとなり、利用者さんに羽ばたいてほしいという想いをこの名称に託しました。お弁当は毎日300から400個ほどのご注文を承っており、おもに近隣の企業様に配達する形でご利用いただいています。

Q:就労継続支援A型サービスについて、詳しく教えてください。

A型サービスを提供する事業所の第一の目的は、「一般就労にステップアップするための場」を提供すること。開業当初は、その主旨にもとづいて運営を開始。利用者さんと時間を共有するなかで、次第に「一般就労への移行」を支援するのはもちろんのこと、それとあわせて「A型事業所内で継続勤務」する形態を選択肢の一つに追加したいと考えるようになりました。一般就労を目指せる能力を有する人材は一般就労を目標に掲げるべきですが、それが適切でないケースもあります。一般就労したものの、勤務を継続できず不本意な結果に到る可能性も否めません。後者の人材にとってより良い選択肢を提案することは、今後大切になってくることでしょう。利用者さんの生活が少しでも改善できるよう、スタッフ一同引き続き邁進してまいります。

Q:御社の特長、アピールポイントについてお聞きします。

当社は代表である私のほか、社員2名、パート11名と障害を持つ利用者21名が運営に携わっています。メンバーのうち代表、社員、パートは「サービス提供者」であるのに対し、利用者は「サービス被提供者」という立場で事業に参画。当社の自慢の一つとして挙げられるのは、サービス管理責任者、職業指導員の人柄。同業者の方から、「利用者一人ひとりに、ここまできめ細やかなサポートを行う事業所と出会ったことがない」と言われることも。就労継続支援 A 型事業所の運営を行うにあたり、国から「生産活動収支≧賃金」という基準が定められていますが、全国でこの基準をクリアできているのはわずか2割強。当事業所は、その基準を大きく上回っていることを申し添えたいと思います。

先入観を持つことなく、「人となり」を尊重

Q:開業に至った経緯を教えてください。

もともとは建設土木系企業の社員として、技術職に就いていました。高速道路の維持管理などに携わっていたので、誰かの役には立っていたと思います。とはいうものの自分の努力が具体的に誰のために、どのように役立っているのか。その実感を味わうことができず、もやもやする日々を過ごしていました。次第に、「喜んでくれる人が明確な事業」を立ち上げたいと考えるように。新たな挑戦は、地元である市原を拠点とするのも良いのではないだろうか。これまでお世話になってきた地元に、社会貢献できる仕事は何だろう。それを検討しているなか、「A型事業所×弁当」ビジネスをサポートするコンサルタントさんとのご縁がつながり、現在に至ります。

Q:利用者の採用を検討する際、何を重視していますか。

当所を開いた理由は、働きたい意志をお持ちの障害者の方に「働きながら、さらなる飛躍」を目指すことができる場所を提供したいと思ったから。「働きたい」意欲があり、病状が安定し、ご自身をコントロールできる方であれば、全員採用してさし上げたいと思っています。何かを変えたい、少しでも構わないのでより楽しく過ごしたいと思う人であれば、「全員、来てください」というスタンスです。毎月、何人もの見学依頼をお受けしています。見学時は当所の利用を前提とすることなく、御来所いただいて問題ありません。「障害のある人の働き方について、教えてください」といった気軽な感じで結構です。当所の利用が好ましいと感じた方に対しては、「もしかしたら、当所があなたのお役に立てるかもしれないですね」とお伝えすることもあります。

Q:相談者とコミュニケーションを図るときに心がけていることは何ですか。

障害者である相談者ご本人と面談を行う際、その多くの場合はその人に関わる事前情報が手元にあります。その時に私が心がけていることは、事前情報からその人への先入観を作り上げてしまわないこと。例えば、うつ病で精神障害者保健福祉手帳3級を持っている人がいたとしましょう。「3級だから、この仕事は無理だろう」と判断することがあるかもしれません。このケースのように先入観を持つことで、障害者の可能性を狭めることにつながりかねないと考えているので、障害者に付随する情報は一旦脇に置き、本人の話し方、会話能力、身振り、手振りなどからその人の「人となり」を感じたいと思っています。

こだわりは、誰かの役に立ち続けること

Q:地域において、どのような会社として認知されたいですか。

地域の方から、「フラップさんに相談すれば、何か良い方向に導いてもらえそう」と思っていただける存在になりたいと思っています。そのような組織になるには、スタッフに快適な環境で働いてもらい、お客様により多くの喜びの機会を創出する必要があります。それを実現すべく、2024年7月の移転を決断。移転地では、これまで以上の広いスペースを確保できました。そのおかげで作業を行うスタッフが動きやすくなりますし、調理中の安全性向上も。また機器増設によってメニューを追加できますし、お客様にはより良質なお料理を楽しんでいただける環境を整えることができました。さらに、衛生面のアップにもつながります。当所のお客様、スタッフ、その他全ての関係者に、これまで以上の満足感を提供したいという想いで、引き続き精進してまいります。

Q:地域の方に知っておいてほしいことは何ですか。

障害者以外の方にも、「就労継続支援A型サービス」の存在を知ってもらえるよう認知度アップに尽力する所存です。万が一、事故などで身体障害者になったり、うつ病などの精神障害を負ったりしたとしても、「働きたい意志」さえあれば「就労継続支援A型サービス」のドアをノックすればいい。そこには、親身に相談にのってくれる人がいることを広く啓蒙したいと思っています。何かにチャレンジするとき、失敗を恐れて誰もが及び腰になりがちですが、この情報を知っているだけで果敢な気持ちで物事に挑めるようになるかもしれません。またこの知識が「お守り」のような、心の支えの役割を担ってくれるようにも感じます。

Q:最後に、今後の展望をお願いします。

私は、事業主という立ち位置には執着していません。私がこだわっているのは、「誰かの役に立っている」と実感できる立場で働き続けること。就労継続支援A型サービスには、一般就労への移行を支援する役割があります。実際の利用者のなかには、一般就労ではなくA型事業所で継続勤務を希望する方も。サービスを利用する障害者が「パートさんのポジション」へ移行できたとしたら、それは「サービス被提供者」から「サービス提供者」へステップアップしたことになります。これは、利用者の仕事へのモチベーション向上に直結することでしょう。今後は、この部分にも注力したいと思っています。またA型で働くことが困難な人も少なくないことから、B型サービス事業を2026年度に開業する予定で準備を進めております。地域で一番求められる福祉事業所になるために、スタッフ一同、意をひとつにして努めてまいります。

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